断片的なものの社会学 2016年3月18日 Leave a reply 【断片的なものの社会学】 紀伊国屋じんぶん大賞2016を受賞した作品。 カテゴリー的にはエッセイに入るのだろが、奇妙な味わいに捉えられてしまい、離してくれない。 記憶の底に何かの断片のように貼りついて離れない無意味な映像や言葉。 若い頃の時分では決して読まなかっただろうし、理解もし難かったであろうが、時間がこの本の内容を理解させてしまった。長い時間をかけて、ぐるりとひと巡りし、再開した時のような得心と諦念がある。