トークイベント「『翻訳文学紀行』はどうやって生まれたか?」

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「翻訳文学紀行」
その1冊の、素敵な装幀の本に最初に出会ったのは箕面のLIBRALY THINKだったか、池田のまがり書房さんだったか。

ISBNコードも価格も印字されていないその文庫本は、なにかエネルギーを発してるというか、妙な存在感があった。

そして、巻頭言にグッときてしまった。

『・・・・・海外文学アンソロジー『翻訳文学紀行』の寄稿者は、いずれも、自分が習熟する外国語を通して、忘れがたい読書体験を得ている。この体験を引き起こした物語を、日本語という言語を介してできるだけ鮮やかに再現するために、我々は丹念に辞書を引き、言葉を厳選した。帰郷した旅人が旅先での出来事を語るように、外国語の世界で発見したとびっきりの物語を、本書を通してみなさまにお伝えしたいと思っている。・・・・』(抜粋)

ポーランド語、朝鮮語、ドイツ語、チェコ語、ペルシア語。どの作品も、若い翻訳者の方々によって、言語や時代の壁を越えた『瑞々しい日本語』で表現されている。

外国の言語で書かれた文学作品をわたしたちが味わえるのは『翻訳家』の仕事があるからだ。しかし、国内に紹介される新たな海外文学は、世界的に大きな賞を受賞した作品など『商業的に成功が期待できるもの』が大半だ。
そんな時勢に「自身が得た忘れがたい読書体験」の一部だけでもと、わたしたちに伝えてくれるこの『尊い仕事』が生まれた裏話やエピソードを、今回、第3弾が刊行されるにあたって、編集長ことたびさんと、創刊号からカバーデザインを手掛けるイラストレーター有園菜希子さんに伺います。

読書好きも旅好きな方も。特に今、語学を学んでいる人や、これからの進路で語学を学びたいと考えている若い人たちに聞けて良かったと言ってもらえるような話を引き出したいと思ってます。
ぜひご参加ください。

○日時
12月11日(土)17:00~(開場16:30)
○会場
杭瀬中市場 二号店(兵庫県尼崎市杭瀬本町1丁目18−12)
○登壇者
 ことたび:『翻訳文学紀行』編集長、ドイツ語・チェコ語翻訳者
 有園菜希子:『翻訳文学紀行』カバーデザイン、イラストレーター
 三皷由希子:古書「みつづみ書房」店主
○チケット
 対面参加:1000円(10名限定・要予約)
 オンライン参加:500円(zoom開催・noteページにて申込)

対面参加をご希望の方は、お名前、ご連絡先、参加人数をご明記の上、ことばのたび社(honyakubungakukiko@gmail.com)にご連絡くださいませ。チケット代は当日会場にて請求させていただきます。

なお、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、イベント当日に発熱や咳等の症状がある場合は参加をお控えください。また、会場では手指消毒の上マスクの着用をお願いいたします。

オンライン参加をご希望の方は、下記noteページにてお申し込みください。
https://note.com/kototabi/n/n5b44f30fac46

【お問い合わせ】
ことばのたび社 honyakubungakukiko@gmail.com