新年 あけましておめでとうございます。
2019年の年明けは、猪名野神社でお雑煮の振る舞いに参加。
主催は宮前ふとん太鼓と宮ノ前商店街の有志一同。中満の紅白の御餅と宮前の焼き印をしたかまぼこ入りのお雑煮は、高木鰹節店のお出汁がきいた絶品。初詣のために長時間並ばれたかたに、温かい雑煮を召し上がっていただけてなによりでした。
帰省した岡山では王子ケ岳に。瀬戸内の海は穏やかだった。
ことし一年もおだやかな一年になりますように。
友人の明石友貴さんが主宰する「オーブリー・ビアズリー文庫」のコレクション展
まちライブラリー@大阪府立大学などの「本のある場所」での展示を開催してこられて、今回が10回目。古書みつづみ書房では2016年5月の第7回開催から、毎年春に展示を企画しておりました。
回を重ねる度に、ビアズリーへの興味が深まります。
今回、第10回を迎えるということで、恒例のギャラリートークは伊丹市立図書館ことば蔵で開催。
ゲストに清泉女子大学で「日本におけるビアズリー受容」を研究されている佐伯百々子さんをお招きして、二人でビアズリーに対する思いを語っていただきました。
第9回を開催した時点で、狭いみつづみ書房で展示を行うことの限界を感じていたので、記念すべき第10回は、宮ノ前にあたらしくオープンしたギャラリーきとうさんをお借りして、2箇所での同時開催となりました。
第10回にして、展示らしい展示ができてよかったと思います。何より、たくさんのかた来場いただけたことがありがたいことでした。
主催の明石さんは、これからも場所があればいろんな方に見ていただきたいそうです。
展示を企画したいというかたは、ぜひ、オーブリー・ビアズリー文庫にご連絡してください。
兵庫県立美術館で開催されている「サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法」展にちなんで、「サヴィニャックを語る茶話会」を開催しました。
主催はAtelier-F アトリエ・フランスの東さん。アトリエ・フランスは、伊丹市を中心に、フランス文化の紹介や日仏交流のイベントを企画しているグループで、これまでに「サン=ティグジュペリ Saint-Exupéry」やノルマンディリンゴ祭りなどを取り上げたイベントを開催しています。
今回は「レイモン=サヴィニャック自伝」(TOブックス 2007/11)をベースに、東さんが用意してくれた資料や展覧会図録を見ながら、サヴィニャックの人となり、影響をうけた人、制作への思いなどを読み取っていきました。
1.自転車レーサーからデザインの道へ
2.アニメ工房で見いだしたポスターの魅力
3.カッサンドルとの出会い
4.エアブラシとの格闘
5.カッサンドルからの卒業
6.MON SAVONのいきさつ
7.印刷業界の変化
8.自作ポスターについて語る
両親が経営する小さなレストランが遊び場だったサヴィニャックは、そこで交わされるちょっと皮肉めいてエスプリの聞いた大人の会話を聞いて育ち、自ずとユーモアのセンスをみにつけたんだそう。
彼の自伝は「皮肉」や「愚痴」ばかりだったけど(?)、“たったひとつの絵で、ひとつの意図を表現する”ポスターの魅力に取りつかれた、サヴィニャックの作品だからこそ、フランス人に限らず、見る人に長く親しまれ愛されてきたのだなと思いました。
最後に紹介してもらったサヴィニャックが晩年を過ごしたTrouville トゥルーヴィル。町の人々が「サヴィニャックは私たちの作家だ」と力強く言っていたのが印象的でした。
2018年9月 伊丹湊町から引っ越して、お世話になることになった宮ノ前。
猪名野神社の門前の町です。
10月13日・14日に秋の大祭「宮前まつり」が開催されました。
古書みつづみ書房は14日だけ!墨絵似顔絵のけいこちゃんと一緒に出店しましたー
みつづみ書房は絵本と100円均一文庫・新書と300円均一本を出しました。
1冊300円/2冊500円/3冊700円
お祭りに古本屋ってどうなんだろう?と思いましたが、みなさんいろいろと掘り出していからましたー!!
けいこちゃんと「また来年も出ようなー」と約束しました。
ふとん太鼓はすごい迫力!
宮前の男前さんたちがかっこよかった!
写真をクリックすると動画がご覧いただけます。
2018年9月、前半はイベントが続きました。
9月1日ー2日はITAMI GREENJAM 2018 青空図書館
ゆかいな仲間たちと、音楽と本のある空間でのんびり。丘の上の『青空図書館』は、本当にいい場所でやらせてもらってます。来年はもっとゆるゆる面白いことがしたいなー
そして2日からは鳴く虫と郷町のスズムシ君がみつづみ書房にもやってきて、徐々にムードを盛り上げてくれます。
9月8日ー9日は【鳴く虫と一箱古本市】
あいにくのお天気で、9日は中止となってしまいました。8日に出店いただいた箱主さんには本当に感謝です。そしてご協力店舗様にも。来年、必ずリベンジします!
9月9日 鳴く虫と菊の節句
9月10日 写真湿版を見ながら物語を紡ぐ会
9月14日 トークイベント『蒐める人』
9月16日 恒例のいたみ朝マルシェ
やっぱり子供たちが目を輝かせて絵本をえらんだり、読んだりしている姿が好き。
そしてメインイベント!9月17日猪名野神社の市
途中、お日様がでて暑かったり、突風が吹いて雲ゆきがあやしくなったり、忙しい天気でしたが、境内はたえまなくおだやかな時間がながれておりました。
9月23日は古書みつづみ書房 移転1周年!
今のところ、とくに何も計画しているわけではありませんが、なにかするかもしれません。
基本的には穏やかに過ごしたいと思っています(残務整理がやまほど!)。
兵庫県伊丹市の秋の名物イベント『鳴く虫と郷町』が今年も開催されます!
「鳴く虫と郷町」とは、江戸時代に庶民の間で親しまれた虫の音を楽しむ「虫聴き」を現代風にアレンジしたイベント。
伊丹郷町館をメイン会場に、市内の文化施設や商店街、街路樹などで約15種3,000匹の虫の音色を楽しみます。
会期中には、市内の様々な場所で音楽、飲食、文化といった関連イベントが開催されるのですが、今年はじめて「一箱古本市」を開催します。
会場となるのは、猪名野神社の鳥居前の『宮ノ前商店街』ご協力店舗12軒(6月30日現在)の軒先をお借りしての開催です。
一箱古本市は、1人1箱・みかん箱程度の大きさの箱に、古本を入れて持ち寄り、販売するイベントです。2005年に東京の『不忍ブックストリート』ではじまり、今では全国的に広まっています。
あなたが読み終えた本、誰かにおススメしたい本などに値段をつけて、当日、イベントに訪れたかたに販売します。本をきっかけにした、お客様との会話も楽しいイベントです。
◇一箱古本市募集概要◇
【実施要領】
・9月8日(土)、9日(日) 10:00~17:00(基本時間。各店の営業時間にあわせて前後します)
・募集予定数 40店(2日間)
・出店費 1日500円(2日間両日出店いただける方は700円)
・出店スペースは、宮ノ前商店街の各店舗の軒先をお借りします。1m×1m前後です。
・販売可能な物は次の通り。
書籍、雑誌、個人作成の小冊子および本関連の雑貨(ブックカバー、しおりなど)、紙もの(ポストカード、レターセット)
※CD、DVDなどの販売はご遠慮ください。
・公序良俗に反する物品の販売はできません。
【応募条件】
・一箱古本市の実施ルールを守ってくださる方。
・一箱に入れた本の販売ができる方で、開催時間内を通して出店できる方
・宮ノ前商店街の各お店の軒先をお借りします。お店の営業の邪魔になることなく諸事配慮いただける方
・高校生以下は、保護者の許可を得てください(中学生以下は保護者同伴で出店願います)
【申込方法】
2018鳴く虫一箱古本市 参加申込みフォームより、必要事項をお送りください。
【 2018鳴く虫一箱古本市 参加申込みフォームはこちら 】
(お名前、ご住所、連絡先、お店の屋号、お持ちいただく本の種類、出店経験の有無、お店のPR など)
締め切り: 8月20日(月) ※申込み多数の場合、抽選となります。
【お問い合わせ先】
古書みつづみ書房
伊丹市宮ノ前3-1-3 浅岡ビル1F 090-8197-9930
三宅香織さんの演奏会 Cello Recital を開催しました。
香織さんとのご縁は、伊丹の最もクールなバー winner 森さんからのご紹介。
とある昼さがりに、いつものように自転車でふらりとやって来た森さんとの会話。
ゆ「ここでねー チェロの演奏会やるのが夢なんですよねー」に
森「ええやん、ええやん」
ゆ「10人はいったらいっぱいになると思うんですけど、こんなところでやってくれる人居ますかねー?」
森「おるで。紹介したろか?」
ということで、とんとん拍子に話が進み、今回のリサイタル開催となりました。
三宅香織さんは、京都の方で、日本だけでなく海外でも活躍されているチェリスト。
現在は、石川まぎさんを中心とした女性演奏家たちのユニット「シンフォニー宙」で活躍されていて、「星降るほたるの谷」「そらめぐり」のCDもリリースされています。国内のミュージシャンとのコラボレーションだけでなく、アメリカ・コカー大学及びプリシビティリアン大学より招聘を受けツアーを行うなど、海外での活動も注目されているのです。
バッハの無伴奏チェロ組曲や、カヴァレリア・ルティスカーナ、ジブリや童謡など、いろいろ取り混ぜ・・・。
おしゃべりも楽しく。
その曲の背景や裏話、チェロと言う楽器の歴史や、エンドピンのニューウェーブのお話なども。
宮沢賢治「星めぐりの歌」ピチカート・アレンジがステキでした。
こんなちいさなスペースで、耳から聞く音や、空気の振動だけじゃなく、エンドピンから伝わる床の振動も体験できるほかにはない演奏会になったと思います。
なにより、こんなちいさな演奏会に駆けつけてくださったみなさま、ぎりぎりで間に合ったと感動してくださった方。みなさんとこの感動的な時間を共有できたことが何よりの幸せでございました。ありがとうございました。
年内には、再演していただけるかも?
ご期待くださいませ。